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【スターメディア通信】 2010.6.30.第36号
T. 気付きの機会と決断の時 − 動きの遅い天体より −
U. 訂正情報
V. Uの訂正を受けて
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T. 気付きの機会と決断の時 − 動きの遅い天体より −
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● 自分自身が満足あるいは納得のいく結果を得ているかどうか気付くこと。

 長い間考えていたことを行動に移そうかどうしようか迷っているとき、星が好機を捉えているから動くのが正しいのでしょうか。

 私は、現実的な判断と星の動きの両方を確認するのが最適だと思います。

 この現実面での判断は、現在のように木星と天王星が合になっている時は、迷ってしまうことがあります。いったいどちらが良い結果になるのか、どちらが将来的に得なのかと、そこだけに自分の意識が傾注してしまうからです。自分の目的・気持ち・動機・計画を判断に入れ忘れている状態です。

 現実的な判断は、実際の言動と同様、占う以前に最も大切なことです。現在、この現実的な判断には、土星と天王星が影響しやすいです。

 2008年11月から2010年7月の間に、土星と天王星はオポジションを5回完成させます。土星と天王星は、極端さや急な変化、激しい変化を持ち込んでくることがあります。私たちは変化を迎えるにあたり、「本当に変化していいのか」・「方針を転換していいのか」・「転職していいのか」など、慎重に決断します。その際、判断材料になるのは、これまで自分が取り組んできた精神面と物質面(肉体面含む)の両方の活動に、自分自身が「満足のいく結果」、あるいは「納得のいく結果」を得ているかどうかです。結果に満足や納得があればそれを終えて、次のことを始めて良い時なのです。土星と天王星にはこのように建設的な意味で、人の背中を押してくれる意味があります。

 ここでいう「満足のいく結果」とは、必ずしも成功や賞賛、周囲が認めてくれる、ということではありません。本人自身の中でわかることです。


● 忍耐不足 ― 躓きの元、中途半端の元 ―

 私たちが変化するときに判断を誤りやすいのは、自分の忍耐不足が原因している場合で、自分を客観視できないときです。

 忍耐が足りないとき、取り組んでいることに首尾一貫性がありません。これは土星と天王星の影響を受けています。忍耐が足りないので、一つのことが完成しないうちに、ほかの事に手を出してしまい、結局何も結実しないということが起こり得ます。

 不向きなものをやり始めてしまうのにも土星と天王星が関与することがあります。

 不向きなことは無理に続けてもよくないので、見切りをつけて方向転換する必要があります。自分に向いていて情熱を傾けられるものには忍耐強く挑戦することが大切です。忍耐は必ず時間を伴います。


● 良い決断をしやすい時期。

 7月27日(火)、土星と天王星は5回目のオポジットになります。
 今年は、土星と天王星のオポジットに木星が関与してきますので、苦境にあって迷っても、自分を見失わなければよい判断・良い決断をしやすいです。

 自分の精神面と物質面(肉体面含む)で過去に満足のいく結果を出したと確信したら、次は、納得の行く時期に変化を捉えることです。

 良い決断が出来ない場合について、現在の星の動きから読み取れることを少し抜き出してみました。

 ・・・ その場所を離れる時期を迎えたのに執着心と権力欲でいつまでもそこに留まっている人(その中には実力不足の人、本人の能力の限界まですでに達成されている人も含まれる)、本当は忍耐強くそこで謙虚に学ばなければいけない人が、誤った尊大な態度を自らとってしまうことがあります。きっと周囲から注意されるような出来事を体験するだろうと思います。最終的に、前者のその場に執着している人は、別の場所に出向かなければなりません。本人があまりにも尊大だと、注意ではなくて不自然に褒めちぎられてそこを出て行くかもしれません。後者の忍耐不足の人は、人により選択肢が違うため、かなり枝分かれすると思います。大事なことは、公私の立場の客観的な自覚です。

 この他、変化の時期を周囲の人に反対されて、突破し難い人が出てきます。変化の時期が来ているのに、周囲が邪魔してくる場合、その邪魔をする人たちとお別れする人が出てきます。結果的に双方が幸せになることがあります。


● 星の動きで自分の決断を確認する。迷いがあれば判断材料が星の動きにあるか確認してみる。

 変化には、リスクを伴うことがあります。それを最小限にして、リスクを承知して前進することが大切なことも多々あるでしょう。

 ご自分の変化の感触が星の示す方向と共鳴してるのかどうか、確認するにはホラリー占星術はもってこいです。運命的なものは出生図にも強く表れますので、参照すると勇気を得て、活力が沸くことがあります。何か試練がある場合は、その理由や留意点が読めることがあり、支えになることがあります。星の動きから出るメッセージを読むことは、きっと参考になると思います。

 占星術家は、星の動きを人の言葉に置き換える翻訳家だと私は思っています。人生の選択をするのはお客様です。このことを忘れずに生涯、鑑定を続けたいと私は思っています。

 当店では今年2010年は、変化の決断、変化の時期に関連した鑑定依頼が急増しています。実際に鑑定すると、今年動く人、来年や再来年に動く人など出生図や状況により様々です。よろしければ、ぜひ当店の鑑定をご利用ください。

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U. 訂正情報
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 2つ訂正があります。訂正の上、お詫び申し上げます。

◆ スターメディア通信第35号より
U. 動きの遅い天体の影響 2010年後半

   誤 6/ 8  ◎木星(おひつじ0度17分)と天王星(うお)の合
   正 6/ 8  ◎木星(おひつじ0度17分)と天王星(おひつじ)の合

上記の通り、訂正します。失礼いたしました。

◆ 「占星術の起源 太陽と黄金の古代エジプト」
p.23 の方位の図を下記ページに掲載したものに差換えます。
これを受けて、本文の説明はよりシンプルになります。

http://www.starmedia.ne.jp/teisei.html

同書をすでにご購入くださいましたお客様には、7月中旬頃に普通郵送で訂正用紙をお送りする予定です。投函する数日前にはメールでご報告いたします。

* 本書はインクで印刷されたものですが、訂正用紙はトナー印刷です。

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V. Uの訂正を受けて
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 記事の作成や出版では、誤記はなんとしても避けたいものです。スターメディア通信や、サイトに掲載する情報は、鑑定結果ほど注意深くはなりませんが、それでもミスが出ないように私なりにチェックしています。でもタイプミスがでるということは、確認にもっと時間をかけた方がよいということだと思っています。

 本の出版では、誤字や誤記がでないように、繰り返し入念にチェックをしました。ところが、今回、方位の情報の掲載で、引用元情報未掲載の情報を一つ出してしまったのです。私の場合鑑定時は、オーソドックスな訂正用の方位の図とホロスコープから方位を割り出した後、本に最初に掲載した図を使って方位の範囲を念のために確認しています。本来的には訂正用の図だけで足りますが、いずれにしても、過去の鑑定結果には影響はありません。

 今回いけなかったのは、掲載した図に限って、引用元を確認・掲載しなかったことです。本の出版にあたり、今後この種のことは、根絶したいと思います。

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★☆★ 編集後記 ★☆★
・皆様、いかがお過ごしですか。
 このところ蒸し暑い日が多く、空気から水を絞り出せそうです。
 私はこの茸の生えそうな暑さが苦手です。
 今年も都内のどこかの公園で、亜熱帯性の茸が増殖するに違いないです。

・最近は洋書を実際に読む人が少なくなったのでしょうか。
 問い合わせの内容から、そう思うことがあります。

 原書とか良書は読んだ方がいいです。読んだもの勝ちだと思います。
 実践で使える精度の高い知識が詰まっているからです。

・サッカーのワールドカップ、日本、頑張りましたね。きっと完全燃焼でしょう!
 日本が決勝リーグに出ることが決まった頃、ウィンブルドンが始まりましたが、2-3日間、テニス関連のニュースがほとんど入りませんでした。日本勢、頑張っていたのに。^^;;サッカーで世間が相当に盛り上がったのだと思います。

 こんな感じで世の中、他の人や物事のせいで、ある事が目立たなくなることがありますが、それでも実績や事実は残り、次に繋がっていきます。最悪、周囲が自分の力の及ばぬところで変化しても動じないのが一番良いですね。

・皆様、どうぞ健やかにお過ごしください。
 これからもよろしくお願いいたします。

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◆次号第37号は2010年9-10月頃にお届けする予定です。◆
 それまでにメールが発行される場合は、臨時増刊号になります。
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このスターメディア通信はお申込みいただいたお客様に対して無料で配信されています。
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スターメディア通信 2010.6.30.第36号
発行責任者 森谷リリ子
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転載・引用の際は、事前に必ずご連絡ください。
http://www.starmedia.ne.jp/
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