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【スターメディア通信】 2012.5.1.第44号
T. エレメントか四元素か
U. 方位とエレメント
V. スターメディアの通信講座
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T. エレメントか四元素か
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古代のギリシャ哲学では、物質の最小単位は4種類あると考えられていました。火、土(地)、風、水です。これを四大(しだい)、あるいは四大元素(四元素)といいます。あくまでも哲学上の概念です。

ギリシャ占星術では、古代ギリシャ哲学の火、地、風、水を取り込んでいますが、ここでは、物質の構成要素である四元素としては扱っていないのです。火、地、風、水の性質を、要素として取り込んだのです。

占星術において、火、地、風、水で重要なものは、その性質です。
最も基本的な性質の一つは、熱・冷・乾・湿の組合せです。

  火   熱・乾
  地   冷・乾
  風   熱・湿
  水   冷・湿

科学の歴史では多くの元素が発見されても、古代ギリシャの四大元素の考え方が18世紀まで重視され、形を変えながら継承されていました。18世紀に化学者のラボアジュが、『燃焼とは、酸素との結合を表す』ことを実証するまで、四大は継承されました。

科学の世界で四大元素の概念がなくなっても、火、地、風、水のエレメントは古典占星術では何ら変更されることなく、現代まで継承されています。最初から四元素として取り込んでいなかったからです。火、地、風、水を、エレメントとして扱っていたからです。

エレメントとは、要素のことです。占星術におけるエレメントを表現し直すと火、地、風、水は、自然界を表現する究極の要素といえるでしょう。

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U. 方位とエレメント
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古典占星術で方位とエレメントの関係は次の通りです。

  火のサイン 東
  地のサイン 南
  風のサイン 西
  水のサイン 北

エレメントを、古典占星術では3つの天体で表現しています。トリプリシティです。

  火  太陽 木星 土星
  地  金星 月  火星
  風  土星 水星 木星
  水  金星 火星 月

これをまとめると次の通りです。

【東】火  太陽 木星 土星
【南】地  金星  月 火星
【西】風  土星 水星 木星
【北】水  金星 火星  月

方位に関してエレメントを見ると、南北、東西の線は共通する天体が見られます。同じ地点から、二人の人が、東と西にそれぞれが進めば、自ずと途中で遭遇することは想像できますから、ある意味、共通した天体が関与しても不思議ではありません。南北についても同様です。

隣り合う方位では、トリプリシティの天体に共通点が全くありません。だからと言って、方位の境界点が危険かといえば、そういうことは言われていません。

特定の方位が悪いということは、古典占星術(伝統的占星術)では古くから言われていません。

各サインが表す方位は次の図の通りです。
http://www.starmedia.ne.jp/material/houi2.gif

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V. スターメディアの通信講座
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4月25日(水)に初級編Uを開講しました。

スターメディアでは現在、3つの古典占星術の通信講座を開講中です。
入門編、初級編T、初級編Uがあり、基礎の中でも、特に重要な基礎知識を学ぶことができます。

通信講座なので、お申込みいただくと速やかに勉強を始めることができます。

自らの意思で積極的に学ぶこと、自分で考えて理解すること、自分一人で使えることを意識した講座です。それを意識しながら、添削指導や質問への回答を、郵送でのみ対応しています。

詳細はこちらのページをご覧ください。
 http://www.starmedia.ne.jp/school.html
ご利用をお待ちしています。

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★☆★ 編集後記 ★☆★
・皆様、お元気でしょうか。過ごしやすい季節になりましたね。

・この通信、4月中に送信する予定でしたが、1日発行になりました。
お待たせいたしました。

・去年の暮れは、今頃、夢に関する通信講座も始める予定でいました。お正月に夢の講座を作ろうと年末から準備していたのですが、海外の知人から年末にメールが何通も来て、通信講座の準備の予定のはずが、海外 関連のことで一色になってしまいました。

夢と海外は、同じ第9ハウスのことですが、競合するような状態になりました。
私の出生図ではこれは起こり得ることでした。講座の準備は一人でできるのでお正月は諦めました。夢の講座、そろそろ作成する準備を始めたいと思います。実用的なものにしたいと思います。またより多くの方が学べるようにしたいと思います。

・ 皆様、健やかにお過ごしください。
 これからもよろしくお願いいたします。

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◆次号第45号は2012年7月頃にお届けする予定です。◆
 それまでにメールが発行される場合は、臨時増刊号になります。
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スターメディア通信 2012.5.1.第44号
発行責任者 森谷リリ子
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転載・引用の際は、事前に必ずご連絡ください。
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