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【スターメディア通信】 2012.5.3.第44号続編
T. 古典占星術と吉方位
U. 占星術の通信講座のこと
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T. 古典占星術と吉方位
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第44号を配信したばかりですが、続編を発行しています。こんなことははじめてですが、しっかりと書いておきたいことがあります。

古典占星術では、吉方位を選択する方法は、古くから知られています。
前号で、次のように書きました。

> 特定の方位が悪いということは、古典占星術(伝統的占星術)
> では古くから言われていません。

これは、日本の陰陽道などに見られる鬼門の概念はないという意味を含んでいます。

日本で古くから扱われている占いでは、鬼門と裏鬼門を注意して扱います。
鬼門を辞書で調べると次のように出ています。(大辞泉参照)
「陰陽道で、邪悪な鬼が出入りするとして万事に忌み嫌われた艮(うしとら)(北東)の方角。またその方角にあたる場所。」

陰陽道で使う方位は、北が子(ね)で、東方向に順番に丑、寅・・・と続きます。

古典占星術で各サインが表す方位は次の図の通りです。
http://www.starmedia.ne.jp/material/houi2.gif

丑寅の方位は、サインのさそりとししと同じです。

古典占星術ではこの鬼門に該当する方位はありません。つまり特定の方位が悪いということは言われていないのです。

ペルシャ占星術では月と火星の両方が支配的な時間や時期は、災いが生じやすいため扱い方に注意をしていますが、これはエレメントの組合せが関与しています。さそりは、月がフォールになるサインで、火星が支配する領域なので、いくつかの鑑定では自ずと注意したいサインになるでしょう。しかし、だからと言って北東が悪い方位とは決まっていません。

古典占星術では、この自然界に存在する方位そのものに良し悪しはありませんが、出生図などのいわゆるラディックスチャートやホラリーチャートで方位を読むことはよくあり、チャートごとに、良い方位、悪い方位があります。個別に吉方位と凶方位があるのです。その際に、太陽と月の配置を考慮し、吉の意味のある木星と金星、凶の意味のある火星と土星の扱いに工夫をします。

吉方位を選択する鑑定は、古典占星術では数え切れないほどあります。イレクション、ホラリー、ネイタルなど幅広い応用範囲があり、旅行、移転の方位は勿論、出会い、病院の選択、宅内の改善など割合多い鑑定だと思います。

この辺りの鑑定には基本的なルールがあります。イレクションチャートなどは占い師の腕の見せ所でもあって、面白い分野だと思います。日時の選定の中には、物事の成就に至る天体配置が、いろんな情報を含めてとり 入れられていることがあるからです。

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U. 占星術の通信講座のこと
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古典占星術の通信講座では、吉方位はまだ教えていません。まだ、先です。

初級編Tのテキストだけで全ての鑑定ができると思う人は、あまりにも古典占星術を甘く見すぎています。初級編Uを学んでも、基礎知識から選りすぐった基礎を学んでいる段階なので、なんでも鑑定できるようになるわけではありません。

初級編Tは、かなりの範囲で内容がクリスチャンアストロロージーのBook1と重なっていますが、現代まで発展している基礎知識も組み込んでいます。

小学校の算数の知識だけで、高等数学の問題が解けると思う人は一般的にはいません。

それと同じように、この入門編、初級編T、初級編Uだけで、何でも鑑定できるとは思わないでください。しかし、たいへん重要な知識をご自分のものにしていることに違いありません。

詳細はこちらのページをご覧ください。
 http://www.starmedia.ne.jp/school.html

初級編は、古典占星術の勉強の始まりに過ぎません。

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★☆★ 編集後記 ★☆★
・方位について、情報を追加して書く必要があると思いましたので、続編と して急遽発行しました。

・皆様、良いゴールデンウィークをお過ごしください。
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◆次号第45号は2012年7月頃にお届けする予定です。◆
 それまでにメールが発行される場合は、臨時増刊号になります。
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スターメディア通信 2012.5.3.第44号続編
発行責任者 森谷リリ子
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