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【スターメディア通信】 2014.10.1.第55号
I.  2014年10月8日月蝕、10月24日日蝕
II. 持っているものを使う
III. 通信講座 中級編I
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I.  2014年10月8日月蝕(食)、10月24日日蝕(食)
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今年の春分から見ると、今年私たちが注意したいことの一つは、感染症や 伝染病だろうと思います。

2014年の日本の春分図の鑑定ですでに公開した通り、2014年は感染症や伝染病の危険性が出ています。春分図は太陽がおひつじ0度、赤道上の赤経0度に位置した瞬間のホロスコープです。各国の春分図はその国の首都を基点に作成したものでその国の1年間の動向を読み取るのに使用されますが、今年は多くの国でこの伝染病、感染症の問題が表示されています。春分図は作成した場所によって天体の位置するハウスが異なりますから、伝染病でも種類や拡大の深刻度が異なるわけです。こうした天体配置とハウスの関係は食図でも同じです。

*** 2014年10月8日の月蝕について ***
おひつじ15度5分の月が、日本では第11ハウスで皆既月蝕です。
18時15分頃から部分蝕が始まり、21時30分頃に終わります。
皆既月蝕そのものは19時25分頃から20時25分頃までと1時間もあります。
※ 蝕の情報は国立天文台の情報を参照しています。

おひつじ15度付近で起こる月蝕は感染症や伝染病と結びつくことが多いです。これは世界的に規模や程度の差はあれ、伝染病や感染症の兆候があることを意味します。日本の場合、日没後から部分蝕が起こり第11ハウスで皆既月食が完成しますので、第12ハウスの影響も出てくるでしょう。占断は次の通りです。

・子供や乳児の間で呼吸器関係の感染症が広がりやすい。
・老人や病弱な人、疲れている人たちの間で感染症が広がりやすい。
・健康な人でも感染する病気が新規に発生する可能性がある。
・呼吸器や腸、肝臓や脾臓、膵臓などが弱い方は普段十分なケアが必要。
・呼吸器の疾患、胃腸に影響する疾患や食中毒、血液に感染するものなどに注意が必要。

上述の事に対して次の事が出ています。
・国や社会(国際社会含む)で組織的な感染予防の対策が必要なこと。
・睡眠を十分とり、良く笑い、バランスの良い食事をとる、冷やさないこと。
これを社会的規模で促進できる労働環境や経済状態があるのが望ましい。
・鼻や喉などの粘膜の保護が重要。

*** 2014年10月24日の日蝕について ***
日本では観測できない日蝕です。日本では第12ハウスで起こります。これは現象面の善し悪しで言えば、悪い位置の日蝕です。心配しないように、この位置で起きた最近の日蝕を少し書いておきます。

・2010年7月12日 第1ハウスから第12ハウス。
・2011年6月2日 第12ハウス。
・2012年11月14日 第12ハウス。

10/24の日蝕は、精神面での苦悩、肉体面での苦役、心身の健康、拉致、監禁、日本と外国のスパイや暗躍する組織・暴力・犯罪などへの対策、災害などについて膨大な量の情報を含んでいます。

健康面はアセンダントと第12ハウスだけでなく、他のいくつかのハウスを考慮することになります。この日蝕図で健康面について主要部分を読むなら、感染を引き起こす虫に刺されないこと、ウイルスや黴菌などに身体に入り込ませないこと、呼吸器疾患・食中毒に注意すること、血液の病への感染の対策が重要なことなどが出ています。海外から流入するような新しい病気への対策が重要になります。

免疫力を上げて互いに感染し難い状況を作るためには、国民の日常生活が総合的に改善することも必要になるでしょう。

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II. 持っているものを使う
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自分が今持っている以上に、自分の実力を良く見せようとすること。これを体験した人は結構いらっしゃるかと思います。自然の理ではこういうことはうまく行かないものです。

例えば次の悪い方法はよく知られていると思います。
1. 自分について嘘をつく
 自分を実際より大きく良く見せるために嘘をつきます。

2. 他人について嘘をつく その1
 他人を蔑むことで自分の優位性をアピールします。

3. 他人について嘘をつく その2
 自分のライバルや今後成功しそうな人物を見つけると、親しそうに近づき好意を言葉や手紙でアピールし、人目のつくところで自分に好意を示すよう依頼してきます。しかし本人のいないところでその行為について批判や虚偽の情報を流し、徹底的に排除します。これは人を欺く典型的な事例です。


1,2,3のいずれも、本人自身の実力は本質的に全く上がりません。
世の中にはこの手法で組織の中で昇進する人は実際にいます。
しかし信用面は非常に悪くなります。多年をかけて悪くなる人たちもいまして高い地位に昇り詰めて、知名度がとても上がったところで、酷い状態で失脚、信用を失墜する人もいます。

なぜこんなことを書いているのかというと、上記の3.について、10月24日の日蝕図がどこかで関連があるからです。失脚する人が大きな組織の中で出てくるでしょう。悪事の露見がどこまでになるのかは定かではありません。


私たち人間は、普通に最善を尽くしておけば良いところを、時々悪い果実に手を出して、道を誤ることがあります。その果実は虚偽、不正、怠慢、過度な贅沢、自己愛の欠落、憎しみ、妬みのどれかかもしれないし、別のものかもしれません。いずれにしても食べると必ず消化して同化しますからそこで生じたツケは自分で払わねばなりません。こういう毒のある食べ物を食べて自分をよく見せても、良く見える訳がないのですね。

自分が持っている範囲で最善を尽くす方が、良い仕事ができます。

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III. 通信講座 中級編I
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中級編Iは年内に開講する予定です。

初級編Iと初級編IIの知識が必要なので、この2つの受講が受講条件です。中級編Iの課題に取り組んでいる時はこれまで学んだ知識は使うことになりますから、受講中は基礎を忘れることなどできなくなるでしょう。

中級編Iはネイタル占星術のソーラーリターンチャート(太陽回帰図)を使用します。ご自分の出生図をお使いいただきますが、どうしてもそれが嫌な方もいると思いますので、その時は随時その方に代案を出します。

テキストのタイトルは「1・2のシンボルのための講座」です。
このタイトル、10年ほど前か、かなり以前に決めていたものです。

中級編Iが終わると、ホラリー、ネイタルなどの入門編が登場します。
この入門編は古典占星術の初心者向けの情報は全く出ていません。
準備ができ次第順次開講します。

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★☆★ 編集後記 ★☆★
・いつもスターメディア通信をお読み頂きありがとうございます。
この仕事をはじめてから15年を過ぎました。最近では体力作りや健康管理の重要性を感じています。年ですかねぇ。(^-^;)

・人との別れがあると改めて思うのは、自分がいろんな人に支えられてきたことです。今あるのは支えてくださった方々のおかげだと思います。

・米国のAstrology Classics, Astrology Center of AmericaのオーナーのDavid R. Roellさんが7月下旬に亡くなりました。寂しいものです。彼のおかげで、Christian Astrologyは世界的に流通するようになりました。CAの出版では奥様がかなり手助けをしてくれたとDaveは当時メールに書いていました。彼の手がけた多くの出版物をAmazonなど量販店で購入した人は多いでしょう。Daveはプロの占星術家で、途中で書店と出版社を経営するようになった人です。彼の偉業はこの時代に多くの占星術家に大事なものを残していったと思います。

・ところで皆さん、何のために占星術に関わっておられるのですか。(^-^)
私は、自分ためです。自分で「良い」と思わないと、その技術を身につけたいとは思えないですし、人様の鑑定に使えないですよね。
・9月もまた災害に見舞われた日本でした。一日も早く状況が改善しますよう祈っています。
・皆様、健やかにお過ごしください。
・これからもよろしくお願い致します。
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◆次号第56号は2014年11-12月頃にお届けする予定です。◆  それまでにメールが発行される場合は、臨時増刊号になります。
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スターメディア通信 2014.10.1.第55号
発行責任者 森谷リリ子
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