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【スターメディア通信】 2017.8.31.第69号
I.  二つの地平線
II. 出生者に最も影響力を与える天体
III. Stargazer占星暦販売中(8月21日発売開始)
IV. 天文暦(占星暦)の必要性
V. お知らせ
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I.  二つの地平線
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海で日の出を見ているとしましょう。
水平線から太陽が出て来るように見えますね。

太陽と同時に、タイミングよく水平線に船が現れたとしましょう。
太陽を背景に船が出現する感じです。

これは地球上の地平線(=水平線)と天文学上の地平線の共通点と違いを理解する上で良い例です。

この船は地球上にあります。観測点から見れば30Kmほど離れたところを航海しているでしょう。観測点から見るこの時の水平線や地平線は空と大地の境目です。

太陽はどこにあるでしょうか。
海にはありませんね。太陽は地球から遠く離れたところにあります。

太陽系を横から眺めるとして、この時の太陽は、観測点の天頂と天底から90度離れた大円上にあります。この大円が天文学や占星術で通常使う地平線です。この天文学上の地平線上の座標に太陽が来ると、 先ほどの水平線や地平線から太陽が出て見えるのです。

占星術では天文学上の地平線と太陽の通り道である黄道の交点を重要な点として使います。アセンダントとディセンダントです。

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II. 出生者に最も影響力を与える天体
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出生図では第1ハウスにある天体がその人に最も強く影響します。若干地平線上を出ていることもあるでしょうが、東側の天体の影響力が最強です。

占星術ではハウスに強さの順番があります。強い順番に次の通りです。

 1,10,7,4,11,5,9,3,2,8,6,12

最初の4つはアングルと呼ばれるところです。基本方位を表すハウスでもあります。1,10,7,4は東南西北です。

出生図の第1ハウスに天体がない場合、第10ハウスの天体が最強となります。第10ハウスになければ第7ハウス、そこになければ第4ハウスの天体が強い影響力を持ちます。そこにもなければ上の順番でどのハウスに天体があるか調べていきます。

これはあくまでも基本的な見方です。

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III. Stargazer占星暦販売中(8月21日発売開始)
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8月21日に発売開始となりましたStargazer占星暦2018年版ですが、おかげ様にたくさんの方にご注文いただいています。
本当にありがとうございます。

この通信を書いている今もまだ販売中です。
まだお手にされていない方、この機会にぜひお求めください。
とっても便利な占星暦です。

当店の書籍リストで文字化けが生じる機種がありますがその際はメールでご注文ください。形式不問です。

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IV. 天文暦(占星暦)の必要性
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どの鑑定でも基本的に天文暦は必要です。
現代では天文暦の代わりに占星術ソフトを使う人はいます。

なぜ天文暦が必要かというと、天体は見かけ上、等速度で運動していないからです。天体の運行については天文学や天体観測が不可欠です。その情報を使って占うのが占星術でもあるからです。

古典占星術の場合ネイタル占星術なら、出生図の天体の運行速度、出生時前後で天体がどのようなアスペクトを作ってきたか、これから作るかなど通常調べます。

ホラリー占星術でも同じように天体の運行状態やアスペクトについて調べます。イレクション、マンデンも同様です。

以上のことから、占星術師が天文暦(占星暦)を知らないというのは通常あり得ないのです。

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V. お知らせ
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【秋にサーバー移転】
現在使用しているレンタルサーバーは老朽化の影響で秋に使えなくなります。このため移転します。私と違ってスターメディアのサイトを閲覧される皆様の方は見かけ上はあまり作業のことはわからないのだろうと思いますが、一応お知らせでした。

移転では準備でしばらくの間、私の方で少々作業することがあります。サイトはCGI以外は基本的に自分で作成して用意してきましたが、自営業者は楽しみながら頑張ることが大事かもしれないですね。

【通信講座関係】
通信講座は現在一番新しいものが、中級編 ホラリー占星術演習です。
ここまで受講している人たちは、本当に実力があることがわかります。

今後の新しい講座ですが、マンデン占星術入門編を開講する予定です。
サーバーの移転が終わってから準備を始めます。

古典占星術通信講座の皆さまのご受講をお待ちしております。
http://www.starmedia.ne.jp/school.html
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★☆★ 編集後記 ★☆★
・いつもスターメディア通信をお読み頂きありがとうございます。
・8月のみずがめでの月食。この影響力は私には自覚するほどありました。月食時に一人で静かに大事な時間を過ごすことができてよかったです。ありがたく、意味深い月食でした。

・Stargazer占星暦の発送作業では手や指先をよく使います。それで気づいたのですが、なぜかそうやって手と指をよく使う時に限って、細かく丁寧に刻んだ野菜のおかずが食べたくなります。胃腸の消化で 負担の少ないものを欲しているんでしょうかね。不思議でした。

・皆様、どうぞ健やかにお過ごしください。
・これからもよろしくお願い致します。
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◆次号第70号は2017年10月頃にお届けする予定です。◆
 それまでにメールが発行される場合は、臨時増刊号になります。
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スターメディア通信 2017.8.31.第69号
発行責任者 森谷リリ子
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