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質問の内容: サイドビジネスの転職の相談です。 仕事がきついので転職を考えています。しかし同じ労働条件で働ける職場を探すのは難しいため、残って働くことも考えています。 体力的にこのまま残って働けるものなのか、それとも転職により状況が好転するのか知りたいです。 2005年1月29日(金)午前0時20分 プラネタリーアワー 木星 Regiomontanus Mean Node 質問者:火星 Co-Ruler:月 仕事: 第10ハウス 太陽、水星 ― 月の動き ― 天王星とオポジット(過去) 土 星とセクスタイル(↓未来) 冥王星とスクエア 火 星とスクエア 金 星とトライン 水 星とトライン |
質問者(Aさん)は「仕事がきつい」といいます。その状況はこのホロスコープから二つ確認できます。 一つは第2ハウスの火星です。これは収入を得るために苦労して働くことを示しています。火星はいてにあるので、複数の収入源を持っている現状と合致しています。火星は木星とアスペクトを形成した後ですが、ペレグリンのため、生活や労働の状態は決して良くありません。その火星が冥王星と完全な合を形成するまでわずか4′です。火星と冥王星の組合せが示すものの一つを、Reinhold EbertinはCombination of Stellar Influences(以下CSI)の中で、 "...,being paid for overtime work"、つまり、超過勤務の手当てが支払われること、と表現しています。合が第2ハウスで起きていますから、Aさんはかなり長時間働き、残業手当込みで何とか生活を維持している状態なのでしょう。 もう一つは、月と天王星のオポジットです。この二つの天体の組み合わせには、休みない(Restless・・・CSIより)の意味があります。先の火星の状態をあわせると、Aさんは休みなく長時間働いていることになります。 Aさんは、月が天王星とのオポジットを終えた後に質問していますので、きっと極限まで働く状況があり、その後に鑑定を依頼してきたのだと思います。 本題の仕事の鑑定は、第10ハウスに着目します。特にその職場に残るかどうか読み取る場合、第3ハウスと第9ハウスも考慮します(Christian Astrology Book2 p.447-448)。 鑑定結果は次の通りです。 Aさんは、しばらく職場に残るでしょう。8ヶ月後に職場の環境に変化があるかもしれません。精力的に働くでしょう。今から1年後〜13ヶ月後に、別の職場で働くチャンスに恵まれます。異動先か関連する職場で働くでしょう。その際、多少の希望が叶い、現在の労働条件より幾分良い条件で働くことができるようです。 以下、その理由です。(ここから先は鑑定時お知らせしない内容に相当します)。 * 天体のディグニティのトリプリシティーはドロセウスのものを使用しています。 * ミューチュアルリセプションは互いに相手のディグニティをもち、なおかつメジャーアスペクトを今あるサインの中で完成する場合、として使用しています。以下MRと記載します。 ● 火星と太陽 これだけ見ると、MRではないので、今いる職場に残るのは難しい状態です。 別の仕事がメインという自己申告がありますから、太陽以外の要素も重視して、確認する必要があります。 ● 月と太陽 月は第10ハウスの2番目のサインにあります。第10ハウスの終わり5度以内、第11ハウスカスプ手前5度以内です。William LillyはChristian Astrologyの中で、この場合は両方のハウスを考慮して占断するように勧めています。つまり、仕事のハウスと、希望のハウスの両方を考慮することになります。 月はエッセンシャルディグニティがあり、位置する場所が良いのですが、太陽とはMRではありません。太陽はメインの仕事の可能性があるので、第10ハウスの2番目のサインのおとめを後で確認します。 ○ 月と土星のセクスタイル MRではありませんが、月は第3,第4ハウスのルーラーの土星とセクスタイルを完成します。第3ハウスを考慮すれば今の職場に留まります。第4ハウスを考慮すると退職です。しかし、第10ハウスの1番目と2番目のサインのルーラーである太陽と水星の両方が第3ハウス内に留まっていますから、すぐに退職しないでしょう。 ◎ 月と水星のトライン MRです。どのように事が完成するのでしょうか。 月は第10ハウスの2番目のサインのおとめにあり、第3ハウスにあるおとめのルーラーの水星とMRです。これはその職場に残る強い証です。しかし、月と水星は場所の移動を示す天体の組み合わせなので、異動かもしれません。特に第3ハウスの1番目のサインに水星があるため、同じ会社か関係の深い会社で働くと思います。 ◎ 月と金星のトライン MRです。アスペクトの順番を見ると、月と金星のMRの後に、月と水星のMRです。金星は第7ハウスのルーラーですから、契約です。希望のハウスにある月とのMRですから、契約内容が少し良くなるでしょう。 ⇒ その後、状況を確認することができました。大体、1年後、知人から類似した労働条件の別会社を紹介されたとのこと。退職・転職を検討していた時に、異動の話があり、契約の見直しを含んだ異動を希望、悪くない返答が得られたため契約に合意して異動、実際に残業が減り状況が改善されたそうです。異動は本人だけでなく、同僚も一緒だったとのことでした。 2008年3月10日
* この占断は鑑定をご依頼くださいましたお客様のご了承の元、掲載しています。* 鑑定の際は、鑑定結果のみお伝えしますから、他の技術情報をお教えすることはありません。 |