サウスノードの活用

サウスノードを嫌う人がいますが、私は必ずしもそうではありません。
私は意図的に使うことがあります。極最近、サウスノードを自分のイレクションチャートで活用しました。アングルで使い、すでに結果が出ています。

古い占星術の知識では、凶の作用のあるものとして、土星と火星、サウスノードがよく出てきます。サウスノードは他の二つほど凶作用は強くありません。ノードは、感受点と同じ度数にある場合に意味が強まり、合の場合影響力はより強くなります。私の手元にある中世の本の中には、サウスノードは悪いことばかりでなく、良く作用することを解説している本と、凶の作用だけあると書いてあるものの両方があります。私個人は、前者の吉と凶の両方の解釈のあるものを使います。それでイレクションで使うときは、その目的と使い方が問題なのだと思います。得ることばかりが幸運ではないです。手放すことが必要なこともあります。そういうこと(つまり実占)を抜きにして、ある出来事の日時の天体配置だけ見て、サウスノードがあるからとにかく悪い、と言う人がいても、私は全く構いません。


そもそもノードとは、黄道と白道の交点です。白道面は黄道面に対して5度ほど傾いています。2つの交点は、惑星の進行方向と逆向きに19年弱かけて移動します。月は惑星と同じ方向に進みますが、北側に進む交点をノースノード、南側に進む交点がサウスノードです。ネイタル占星術では、二つの交点から見て月が北側にある方が、母親の影響力が大きいとされています。南側はその逆です。

クリスチャンアストロロジーでは、(状態の良い)水星にサウスノードが寄り添うと言語学者になる(かも)(カッコ内は私の補足)、といったような記述がありました(何ページに書かれていたかは今回調べていません)。サウスノードは、関わる天体やアングルなどの感受点の作用や、サインやハウスの傾向が表に出やすいのですね。サウスノードはいつも悪いことばかりやっているわけではないです。

2010年11月27日

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