本当に両思いか

支配星が互いに相手のハウスに入っているとき、両思いだという占断を出すことがあります。これはリリーのCAやバークレイのHorary Astrology Rediscoveredで解説されているので、古くからご存じの方は多いと思います。私自身、占断では特に親子の関係ではこれを見ることが多いです。

子供の健康を案じている母親は子供を思って、子供のハウスに入っていることがあり、子供の支配星もまた母親を表すハウスに入り込んでいることが多いです。たまに母親の支配星は子供のハウスにあるのに、子供の支配星は父親の方に入っていることもあります。女の子が父親に甘えているようなパパっ子の場合、見かけます。それで、父親は仕事のハウスに入り込んでいるものの、家族とディグニティでつながっていることなどよく見かけます。


1と7ハウスに示される恋愛の場合は、注意が必要だと思います。

デトリメントで相手のハウスに入り込むからです。すべての場合とは言いませんが、占断依頼されるケースでは不倫か、あるいは悩みがあって支え合い(傷をなめ合ってるだけのこともあります)、依存し合っているような関係が多いのです。デトリメントという影響力を持てない状態でのオポジットですから、別れることが多いです。私の占断所では数年後でも占断結果を教えてくださる方がかなりいらっしゃいますので、かなりの件数を確認済みです。

1と7ハウスの関係で、片方がデトリメントで、もう片方の支配星との関係が希薄の場合、気をつけないとデトリメントで表示されている人が一方的に甘えているだけか、場合によってはしがみついているか、つけまわしている状態になることがあります。相手は他の人と一緒に別のハウスにいて自己防御するか、なだめすかして、鎮めようとすることがあります。この相手は、自分のサインとハウスに相手の天体が入っていますから、相手がどういう人物かよく把握しているわけです。この把握していることは、溺愛していることを必ずしも表すものではありません。これはチャートの状態によります。

1と7ハウスについて、片方だけが相手のハウスにある場合、相手に愛されているのか、煙たがられているのか、拒絶されているのか、これを見分ける必要があります。


余談ですが、6-7月頃、頻繁にリセプションが生じましたが、単に泥棒や強盗、盗難を表す事例も実占でいくつかありました。盗難や盗用の占断が普段よりも多かったです。リセプションというのは、本当に要注意です。リセプションとは、ディスポジターへのアプリケーションです。この基礎的な原型を覚えた上で、いろんな型や解釈があることを順次覚えていくことが大事だと思います。リセプションが何でも保障してくれるわけではないです。パートナーシップが壊れる象徴になることもあります。

新規 2013年8月11日


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