|
この記事は私のアメーバのブログに 2013年9月4日に掲載したものです。そのまま転載しました。 コレクション、トランスレーション、フラストレーションなど諸々の用語。この技法は、ホラリー占星術特有なものかどうか、ということをここに書きたいと思います。 これを書くには理由があります。 私が作成した占星術の通信講座初級編IIにおいて、こうした技法や用語として上記に加えプロヒビションやリフラネーションなどの定義を教え、ホロスコープから読み取ってもらう課題を出しています。 最近気づいたのは、ごく一部の受講生がこうした用語はホラリー固有のものであって、だからこそホラリー占星術は占星術の基礎なのだと思い込んでいたことです。この講座がホラリーに限定しない広い意味での古典占星術の基礎であることを伝えているのにもかかわらずです。 この思い込みは、占星術そのものへの誤解ですが、古典占星術のネイタルやマンデン、イレクションなどを知らないということを表しもしています。 結論を書くと、確かにこうした用語は初心者を対象にしたホラリーのテキストには見られます。使う機会が多いし、知らないとほぼ占断できないからですが、別にホラリー占星術に特有な用語ではありません。 例えばフラストレーションやリフラネーションなどネイタルチャートではたびたび見かけます。肝心な占断がどうかというお話ですが、まず、解釈は基本的に同じです。これこそが、基礎であり定義です。じゃあホラリーとネイタルで何が違うのかですが、例えば起こる時期が違うのですね。それは固有に勉強する、ということです。私が例えばネイタルの講座をまだ準備中なのは、そういうものをまとめてテキストを作り、課題を作成するのに時間を要するということです。 古典占星術の基礎はホラリーではありません。思い込みで限定するのは厳禁であります。 新規 2013年9月22日/ブログへの掲載:2013年9月4日
|