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このページは独学で全て正確に習得できる人は読む必要はありません。というのは、そうした勉強ができる人はインターネットや現代書かれた多くの古典占星術の本のトランスレーションの解説が間違っていることを見抜けるからです。 私自身、14年ほど前の2000年頃は巷に溢れるトランスレーションがトランスレーションではないかと思っていました。こうした間違えたトランスレーションを1999年に和書でも見かけていました。それが古典を勉強し始めた人たちが書いた洋書でも溢れかえっていたというものです。それほどモダンの影響を受けている人が古典の名を着せて本を出版しているんだと実感したことがあります。こうした駄本さえも最初の頃は買って読んだので、今にしてみるとかなりの無駄遣いをした感があり、多くの時間と労力を使いました。しかし、自分の目で確かめていくという点ではお金には変えられないものがあったと今では思います。初心者の頃はそういうことがあるわけですが、さすがにかなりの本を実際に精読したので本は選び抜くようになりました。 良書と言われるCAやHARなどはやはり良書たる理由があるわけです。良書は複数読んだ方が良いですね。 本題のトランスレーションですが、ハウス、天体、サイン、天体の影響力(ディグニティ)、リセプションやディスポジターなどを学ぶ初級編Iでは教えていません。理解するためにはこういう知識が全部あることが前提です。初級編IIを学ぶといきなり実践的な知識が増えます。急に難しくなったという感想を書く人が多いですが初級編IIさえも古典占星術の初歩の知識に過ぎません。こうした知識は基礎に相当するので、最初は忍耐強く丁寧に学んでおく必要があります。我流に走ると、他の技法が理解できなくなります。チャートが読めないということです。 私自身この講座は、皆さんが効率よく学べるように組み立てています。初級編Iを洋書で教えるとしたら、巻末の参考文献の雑誌以外は全部皆さんに買ってもらい、全部読んでもらうつもりでした。この考えは今でももっています。洋書なら理解できそうだとか言う人も実際にいますから、そういう人は実際に買って洋書を読んで独習して沢山の占断で確認するとよいです。円高の今なら5万円でお釣りが十分来ます。(私がCAを買った時は1ポンド250円以上で、航空便で急いで取り寄せたのでCAだけで2万円ぐらいしました)。本当に理解したら、初級編IとIIのテキストの価値が客観視できるのではないでしょうか。大いに独習する時間を増やしてください。何年かけても参考文献に書かれているわずかな量のテキストは読む価値があります。独習はどの分野でも不可欠です。独習する力はチャートを読む占星術の原点に通じるものがあります。また通信講座の効果的活用法にもつながります。 新規 2014年1月8日17時00分
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