プライマリー・ディレクションへの誤解

プトレマイオス(トレミー)以降、プライマリーディレクションとそのムンドーなどは基本的な部分で変化はないです。

ごく最近ごく一部で発生している誤情報は、セカンダリープログレッションの動きをセカンダリーディレクションと言い、プライマリーディレクションの逆向きのものとしていることです。プライマリーディレクションがチャートの右回りだけと思っているようです。プライマリーディレクションのコンバースを、その人が言うセカンダリーディレクションだと思っているようですが、全く別のものです。とくに違うのが天体を進行させている点です。(進行しているのでプログレスです)。

出生図で、月の位置がしし15度00分、アセンダントがてんびん0度00分、MCがかに0度00分だったとしましょう。

この月がアセンダントと合になる時期をプライマリーディレクションで調べる場合、月の位置はしし15度00分のまま東の地平線と接する時間を調べるのです。この動きは月のコンバースです。
* プログレスと全然違うでしょう。

この月がMCと合になる動きはプライマリーディレクションのダイレクトであり、しし15度00分の月が実際のMC(天文学上のMC)と接する位置です。

こうした動きを前提に、古来からいろんなプライマリーのキーが生まれているのです。トレミー、ナイボット、カルダン、プラシーダス、ケプラーなど諸々です。


新規 2014年8月18日

この記事は、アメーバのブログにも掲載しました。
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