課題で使用しているJFKのチャートについて

初級編I課題5で、ジョン・F・ケネディ(以下JFK)のチャートを使用しています。

アセンダントはてんびん19度58分です。
ページ下に注意書きがある通り、そのデータはソフトウェアプラシーダス6.0のものを使用しています。

プラシーダスはプライマリーディレクション専用の特別なソフトウェアです。当然ながら掲載しているチャートはプライマリーディレクションで十分に出生時刻が修正されています。


出生時刻の修正について、まだ講座では教えていません。
このため修正方法についての質問にはまだ応じません。

今の段階で一つだけ言えることは、もしも将来出生時刻の修正についての講座を開設したら、JFKのチャートの出生時刻の修正をしていただくつもりです。その構想があって初級編Tに取り込みました。

出生時刻の修正はプライマリーディレクションだけでするものではないし、プライマリーディレクションこそが絶対的に最高精度だとは言えないし、私自身そう教えたこともありません。古典占星術の場合、通常は他のディレクションも併用します。

それでもムンドーディレクションなどを使って一気に修正してしまうことは実際にあります。作成したラディックスやそこから導き出される各種チャートがとても有効ならそのまま鑑定に使います。鑑定で有効な結果が出るからです。


JFKのアセンダントですが、古典占星術のプライマリーディレクション以外の技法を取り入れるなら、必ずてんびん19度未満でそこに近い値になります。これは間違いありません。私自身その方が正しいことをチャートを読み取る中で確認しています。でもこれは古典的技法で厳格にチャートを読む方法を知らないと、気付けません。しかしながら、このことでソフトウェアプラシーダスが悪いと考えるのは賢明ではありません。プライマリーディレクションの専用のソフトウェアだからです。それからプライマリーディレクションとプラシーダスを信奉するあまり、19度未満のアセンダントを導き出したチャートの方が間違っていると批判するのは、もっと賢明ではありません。

いずれレクティファイ(出生時刻の修正)の講座が開設できればと思っています。

新規 2015年2月20日


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