|
文章を読んでその原理を理解していないと、作業効率が悪いことがあります。言葉の意味、書かれた内容を理解する力は、勉強する場合不可欠ですが、こうした理解力は学ぶ中で養われるものですから諦めずに勉強することが大事です。 プラネタリーアワーの特定で毎回30分から多い時は1時間以上がかかる人は、こちらの記事をお読みください。初期の段階で数時間試行錯誤した人も実際にいるのであまり心配しないで改善していきましょう。 関連:プラネタリーアワーの誤情報 先日、アメーバのブログの 作業の効率化と道具選び という記事に次の青字のものを書きました。 エッセンシャルディグニティの交換について調べる作業も工夫が必要ですが慣れも大事です。7天体の中で調べるなら慣れれば表の作成を含めて10分程度でできるでしょう。作業時ちょっと工夫をすることで、アスペクトの完成の情報を調べるだけで、リセプション、ミューチュアルリセプションもわかります。それを全部暗記してチャートを読む必要はないわけです。見てわかるように表がそこにあるからです。 それでも太陽がおひつじ15度、土星がいて16度にあれば昼夜関係なく即ミューチュアルリセプションだとわかります。太陽は順行しかしないので、天文暦を見る必要もないです。(17世紀のリリーの本だけ使っている人は、これをミューチュアルリセプションとはしません。ネイタルホラリー関係ないです。CAの判断方法です)。 エッセンシャルディグニティの交換ですが、慣れない間は確認に30分かかることもあるでしょう。人によってはもっと時間がかかるかもしれませんが、どんどん練習して慣れていきましょう。テキストに出ている例を見てやり方を学ぶ思考力を身につけることも大事です。 単純にエッセンシャルディグニティを交換しているだけのものをミクストリセプションといいますが、それを調べるのは慣れればさほど時間がかかりません。数分ででき、チャートによってはもっと楽なこともあります。慣れない間はもっと時間がかかるでしょう。 より慎重に調べるのはミューチュアルリセプションです。ディグニティを交換し合うものが、今あるサインの中でアスペクトを作るか(接近)、過去に作ったのか(分離)、天体の動きの特性を頭に入れながら天文暦を同時に参照することが大事です。これは人によっては時間がかかるかもしれませんが、学ぶ姿勢を持ち続けて練習して慣れましょう。私の場合ここまでの作業で10分程度です。チャートにより前後します。天文暦を使いこなすことも大事です。これは鑑定しないと養えないところがあるので、地道に焦らず続けることです。 理屈がわかれば練習しなくても全てを悟って短時間にできるという発想は、ただの怠慢です。雑で不注意です。料理の本を読んだだけで世界で一番の料理人になれると勘違いするのと同じです。このような発想がある場合実践力が極めて乏しい段階なので、練習して鍛錬することを体験して、本物の実力と自信をつけることが大切です。勉強に時間をかけて楽しむ心が必要かもしれませんね。 新規 2016年4月8日
|