占星術の起源
書名: 占星術の起源
副書名: 太陽と黄金の古代エジプト
著  者: 森谷リリ子
天文データ・占星術フォント他:ルーメン・コーレブ
出版日: 2010年4月5日(月)
価  格: 本体価格1600円(税別)
フォーマット: A5版, p.152, 厚さ9mm
         ペーパーバック, 無線綴じ
出版社: スターメディア
ISBN: 978-4-9904785-0-6

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* ご自身のサイトなどで本書をご紹介くださる方、リンクの際表紙の絵はご自由にお使いください。

内容紹介:
 本書の狙いは、古代エジプト人の英知が、西洋占星術の根幹に深く組み込まれていることをお伝えすることです。

   ・アセンダントの発生。
   ・トロピカルとサイドリアル(サイディリアル)。
   ・古代エジプト人の死生観と占星術との接点。
   ・12時間の起こり。
   ・デカンとシリウスのヒライアカル・ライジング。
   ・西洋占星術で継承した古代エジプトの週と時間の概念。

 などを中心に解説しています。一部はバビロニア占星術の知識と対比しています。

 判断する一次資料の一つとして、セティ1世の王墓(前1290年)のデカンのリストを書き写して掲載し、解説しました。

 西洋占星術の世界ではあまり知られていない古代エジプトの影響を理解する上で、本書は衝撃の一冊になるでしょう。

 一人でも多くの方に読んでいただきたく、本書を執筆、出版しました。ぜひ手にとってお読みください。

 本書は占星術の知識がある程度あれば、多少手軽な読み物になります。初めて占星術に触れる方にも理解しやすいように、第一章と第二章に、基本的な解説を書きました。そこには古代エジプトの影響について解説を加えています。

 図、表、星図、ヒエログリフなどもわかりやすく表示しています。

 天文データ、星図などは、ルーメン・コーレブ(Dr.Rumen Kolev)が開発したソフトウェア「プラシーダス6.0」を使用しています。

主な目次:
序章 天体と金属
第1章 西洋占星術の基礎
第2章 天体の運行と天体観測
第3章 エジプトの太陽神の位置づけ
第4章 古代エジプトの宇宙観と占星術との接点
第5章 エジプトの気候・風土、シリウス、季節
第6章 暦、ソティス周期、デカン
第7章 時計、昼と夜の12時間、デカンと時間
第8章 セティ1世の王墓のデカンのリスト
第9章 セティ1世の王墓のデカン神
第10章 西洋占星術のデカン、プラネタリーアワー
索引

 本書に関連する古代エジプト情報
 占星術の起源 目次詳細(ここをクリック)

参考情報 2011年6月16日掲載

「占星術の起源」p.37.「天体とハウス」について補足情報です。
著者の個人のブログ、2011年6月11日をご参照ください。記事は3つです。

訂正情報

訂正情報1:p.23.サインと方位。詳細はここをクリック
訂正情報2:p.49.図9 天球と地平線
       (天の北極)を削除してください。記載のないものが正しいです。
訂正情報3:p.131 2011.12.17記載
       欄外の下から2行目 前537年 の記載を 前539年 に訂正致します。
       新バビロニアは、紀元前539年にキュロス王に無血入場されて滅んでいます。

       この訂正は、参考文献の情報に沿ったものです。
       なお、一部の歴史関連の文献では前537年との記載があります。

「占星術の起源」の天文データについて(2013年8月24日記載)

占星術の起源で紀元前の天文データを掲載していますがこれには私自身のデータの作成に一つ問題がありました。ソフトウェアには問題はありません。

何かというと、BC1290年のデータは、ソフトウェアで設定して表記されるものですが、実際の暦では1年ずれています。正確にはBC1289年のデータです。紀元前のデータについてのみ、編集時すべて1年加算すべきものでした。現状、シリウスと太陽の位置については基本的に問題はなく、本文の趣旨も変わるものではありませんが、他の惑星や月の位置が1年分ずれることは間違いありません。この点はお詫び申し上げます。

なぜこのようなことになったのかといいますと、天文ソフトの中には、0年という暦上存在しない年度を表示するものがあります。Placidusもその一つです。0年は-1年でBC1年と変換して使うのが望ましいです。ちなみに私の手元にあるSolar Fire 4 の場合、0年を自動的に-1年と表記しています。

どちらのソフトウェアも問題はないです。著書については私自身がデータを修正して使うべきであったというのが結論です。

ちなみに冥王星の位置ですが、その軌道と運動の特性から、計算では正確に求めきれないものがあることは知られています。このため観測が重要なわけです。ソフトウェアによってデータが大きく異なるのは、何といってもこの冥王星です。ソフトウェアで使用するアルゴリズムによって冥王星の位置に相違が出るのは仕方なし、です。

古天文のデータですが、ソフトウェアで計算したものと一次資料(当時の遺跡や発掘品)に書かれているデータが合致するかどうかが問題です。ソフトウェアでこのように出てるから、ということだけで当時こうだったとは断言できません。このため古天文に関与しつつ古代史を調べる人は、基本的に一次資料を調べている人が多いです。その意味で、私の場合、ソフトウェアでの設定問題について修正点はあったものの、太陽とシリウスや他の恒星については主要部分で何ら問題はなかったので、私は書籍については、現状のまま販売しています

* 追記2013.8.26. *
* 上記内容については誰からも問い合わせを受けたことはありません。
* 元年について、Solar Fire と Placidusのような違いがあることは、本を書き始めた時から知っていました。いくつかの情報を元にして、最終的にソフトウェアに記載されている年をあえて記載した経緯があります。

● 購入方法 スターメディアか、Amazon.co.jpで購入できます。

1. スターメディアで購入される場合、書籍のページの下方をご参照の上、ご購入ください。

2. アマゾンではカード払いで購入できます。(← Amazonにリンク)


「占星術の起源」の情報はhttp://www.books.or.jp/でもご確認いただけます。


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